密告

真保裕一:密告¥860

川崎中央署生活安全総務係の萱野は、ある日、上司の矢木沢に「おまえ以外に誰がいる。こんな浅ましい真似をするやつが!」と面罵された。競技射撃で五輪出場権を懸けて争った選手時代の確執から、矢木沢の接待疑惑を密告したと思われたのだ。
しかし、何を根拠に......。
萱野の存在を面白く思わない者がいるのか......。
署内で次第に孤立していく萱野、汚名をすすぐために残された道は、本当の密告者を自らの手で捜し出すことか。
巨大な日本の警察組織内部に潜む闇を、深く綿密に描き切った迫真のサスペンス。

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