異世界転生について2分くらい物思いにふけったこと。

そういえば輪廻転生って、多くの宗教が良しとしていることではないな、などとフッと思ったときに、昔に読んだ本のワンシーンを思い出したので、うろ覚えで書きました。


引用記事:トラックに轢かれたのに異世界転生できないと言われたから、美少女と働くことにした。(日富美 信吾)レビュー
この作品の扱うテーマから

異世界転生という行為について、

2分くらい物思いにふけりました。(以下、宗教にまつわる話が入ります)

この作品を読んで、随分昔に読んだ本のワンシーンを思い出しました。

うろ覚えですが ”チベット 死者の書”みたいなタイトルで、チベットの密教を多数の写真とレポートで紹介していた本だった記憶があります。

その中で、密教に入門した少年が、先輩の修行僧から教えを学ぶという物語形式で密教の思想を紹介するコーナーがありました。

”輪廻転生について”

ですね(他にもいろいろあったと記憶しているのですが、思い出せません)

 

密教(仏教)もそうですが、他の多くの宗教でも転生は良いことではない、と見なされています。

この世は不浄の世界で、神(またはそれに準ずるもの)の傍にこそ、真の安らぎがある。という思想が多いからです。

密教では生まれ変わるということは、再び徳を積みなおさなければ浄土へ行けない、という教えがあります(間違ってたらすいません)。

 

そんな思想を物語形式で紹介しているワンシーン

 

チベットでは遊牧を行っているので、密教の修行をしている少年は、修行の傍らで家畜の世話をしています(ある条件での肉食はOKだったはず。自信がありません)。

そのときに先輩の修行僧が言います。

「この牛はちょうど君のお母さんが亡くなったころに生まれた。もし、この牛が君のお母さんの生まれ変わりだったら? と想像してごらん。私たちはこの家畜たちから命をもらって生きているんだ。この牛が自分のお母さんだと気づかないまま、殺して、食べているんだ」

それを聞いた少年は無性に悲しみがこみ上げてきて、泣き出してしまいます。それでも先輩の修行僧は話し続けます。

「悲しいかい? 生まれ変わるというのはこういうことだよ。本当に悲しいと思ったなら君はしっかりと修行するんだ。修行して僧になった君が多くの人を浄土へ送れるように。そして徳を積み、君が誰から見ても決して転生することはない、と安心させてあげるんだ。君が死ぬときは、君を愛した人や、深い絆で結ばれた人達に、今の君のような気持ちを持たせてはいけないよ」 

そして、少年は修行に励みます。

 

うろ覚えですが、要約するとこんな感じでした。

異世界転生というのは、この世の未練を払拭する過程だと私は思いました。

この世の未練がなくなったとき、人は戻れえぬ旅路へ向かうことができるのでしょう……うん。

そして黄泉路の先でまた無双して…… 神様的な人に愛想をつかされ、

「もういい、もう一辺人生やりなおせ」

などと言われ生まれ変わって、 転生して また無双する

この繰り返し……

……これ地獄でしょう。

などと夢想してました。 2分くらい。

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