「まるで人だな、ルーシー」のルーシーについて。

「まるで人だな、ルーシー」という作品のタイトルを読んだときに「ビビッ」と来て、この物語と化石のルーシーがどの部分でがリンクするのか、ワクワクしながら読みました。


引用記事:まるで人だな、ルーシー (零真似)レビュー

この作品を読む前、タイトル「まるで人だな、ルーシー」

から私が真っ先にイメージしたのは

化石のルーシー(ウィキペディア)でした。

ルーシーという名は数あれど、このタイトルなら猿人のルーシーさんでしょう! と(このルーシーさんの名前もビートルズの楽曲から取ってるんですけどね)

 

しかし、読んでいても、考古学やルーシーの”ル”の字も出てきません。

 

そして読み終えて、このタイトルに納得しました。

ルーシーを巡る学術的論議が、この作品のテーマに深く関わっていました。

猿人はいつから人類になったのか?”

人類は大脳が発達する事で、知恵を身につけ感情豊かになったと言われていますが、その大脳が発達したのはいつ頃なの?

という論議です。

まだまだ議論が交わされていると思いますが(私は学者さんじゃないので詳しくはわかりません)

結論の一つに

”死者に花を手向けたとき”

と言われています。 これは、ある時期を境に

猿人の化石の傍に束になった花の化石が見つかるようになったことから

らしいです。

ここまで来ると哲学の話になりますね。”我考える故に我有り”。はい。

 

この作品は、”人間らしさ”を主題にしています。

ファンタジー設定で

感情が一つずつ、一瞬のうちに欠落していく人間

感情が一つずつ、一瞬のうちに増えていく人間と似て非なる存在

と、上記のキャラクターが影響を与えてしまう人々(幼馴染みやお隣さん。凄く魅力的です)を描くことで、テーマを深化させています。

 

ルーシーは、アファレンス原人(アファール猿人)です。現代人の直接の先祖には当たらないと言われています(多分これも論議中)

この物語は、人間と似て非なる存在だったエキセントリックボックス、スクランブルが、まるで人間かのように振る舞いだす作品です。

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