この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる(土日月)レビュー


●あらすじ

超ハードモードな世界の救済を担当することになった駄女神リスタ。

彼女が召喚した勇者・聖哉は、抜群のステータスだが、ありえないくらい慎重で!?

スライム相手に塵ひとつ残さぬ火力で挑む勇者の冒険譚、開幕!


●名(迷)言達

「私も殴ってやろうかと思ったが、ダメよ、ダメダメ、私は女神!」by【リスタ(女神)の語り】

「くんくん! ああ、すっごい良い匂い! ヤッベ! コレ、ヤッベ! くんかくんか!」by【リスタ(女神)の語り】

「いい? 戦闘よりむしろ後片付けの方に全能力を集中する―それがあの勇者なのよ!」by【リスタ】


●みどころ

語り手である女神、リスタの

カリスマ性のなさ

面白さを引き立ててます。

強すぎる癖にそれ以上に慎重すぎる勇者に容赦なくツッコミを入れる様子には

色気の欠片などありません。

ちょっと妄想癖もあって、

少女漫画の闊達な主人公みたいな女神です。

笑えます。


●読んでみての感想

異世界転生ものやMMO系の作品にありがちな、自分や他人の能力を数値化して閲覧出来る

ステータス能力の概念がある作品です。

が、

もはやデフォルトとなった、ステータス設定を逆手にとったのか、

「フェイク」能力で、相手が自分のステータスを見たとに偽の情報を見せる

という能力を身につけるほど

疑り深く慎重な勇者

に振り回される、女神のリスタが主人公です。

ストーリーは構成は

 

・女神達が住まう世界(リスタの世界)で勇者が筋トレをしてレベルを上げて強くなる。

・ゲアブレンデ(救わないといけない世界)に行く。

・道具屋で、その時に必要な武防具、消耗品アイテムなどを購入する。

・桁違いな数の消耗品を買おうとする勇者にリスタがツッコみ、道を正す。

・勇者が決め台詞レディ・パーフェクトリー(準備は完全に整った)」を言う。

・奥の手を沢山持った強敵が現れる。

・強敵の奥の手を全て想定して、用意した対策で勝利する。

・鮮やかな勝利の様子を見て、リスタが妄想し、勇者に欲情する。

・強敵の復活を避けるため、細胞一つすら残さないように、とんでもない魔法で強敵の死骸を焼き尽くす。

・魔法で周囲の建物や、気前のいい果物屋のジェイミーを巻き込む様子などをみて、欲情していたリスタが幻滅する。

 

このパターンの繰り返しですが。

繰り返す度に、勇者が筋トレや稽古で強くなるので、慎重さに拍車がかかり、

戦法がよりユニーク、且つ慎重にリスクを回避するようになってきます。

リスタが一人称の語り口の中で

”間違ってるわけじゃない。だけどコレじゃない感

に苦悶します。

 

強敵はどんどん強くなってくるので、戦闘もなかなか派手で、楽しめます。

 

最初はスライム相手に地形が変わるほどの猛攻撃を加えるバカバカしさ加減が笑えました。

後半は敵が強くなっているのもあって、

「慎重すぎるだろ!」

というバカバカしい面白さよりも

「思慮深いな」

みたいな、勇者のかっこよさが際立つようになりました。

 

それでもリスタが始終ハイテンションなので、最後まで笑えます。

 

 

 

 

 

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