俺の青春を生け贄に、 彼女の前髪をオープン(凪木エコ)レビュー


美・少・女! 美・少・女! 美・少・女!

●あらすじ

8年ぶりに帰国した俺の幼馴染みサリュは超絶可愛い。

金髪ハーフでオッドアイ。しかも、口癖は

「タロ様のお嫁さんになるです!」で、風呂に一緒に入ってくるほど俺のことが大好き。
そんな完璧美少女にドキドキしてたら、実はコイツには大きな欠点があり──

「他人に目を見られるくらいなら死んだ方がマシですぅ……」

イエス! 超絶コミュ難になってました!!

サリュを助けるために俺は『動画配信で美少女生主として君臨して自信をつける』という、画期的な方法を編み出す。雑談にコスプレ、ゲーム実況、疑似デート……

全部放送して人目に慣れさせろ! 見せびらかし系青春ラブコメ、スタート!!


●名(迷)言達

今週のジャンプの話を出来る女子はポイントが高いと言えるだろう by【太郎の語り】

「さすがお父さんの息子ね。物覚えが悪いわ」by【太郎の母】

「は? 俺が三次元に惚れる? 何で?」by【キンタ】

「俺の女子力とクック○ッド舐めんなや」【キンタ】


●みどころ

自分にゾッコンの幼馴染、サリュのコミュ障を克服するために、主人公が奔走します。

基本的にラブコメなのですが、

サリュの性格が少しずつ社交的になっていく過程が丁寧に描かれています。

ギャグセンスが尖がっているので(時事ネタ、ネットスラング、パロディ)、万人向けというより、相性次第で楽しめるタイプの作品だと思います。


●読んでみての感想

サリュは太郎の家の隣に住んでいました。彼女は幼少期にミラノへと引っ越して、太郎とは週に一度、電話でのやりとりずっとしていました。

サリュが引っ越した後、もう一人のヒロイン、桜とその家族がサリュが住んでいた家に引っ越してきます。そして、太郎と桜は小・中・高と一緒に過ごします。

太郎には、幼なじみ美少女が二人います。

 

 

サリュはとある理由から重度のコミュ障で、幼少期をずっと一緒に過ごしていた主人公太郎とその家族以外には話をすることもままならない。

そんなサリュが、太郎の高校へ留学することとなり、太郎の家で一緒に暮らすことになります。

で、太郎は”オルタナティ部”の活動の一貫として、親友キンタらと共に、

サリュのコミュ障をなおすために、試行錯誤を重ねる、と言うのが物語の主軸です。

はじめは太郎の近しい人間(親友キンタや第二の幼馴染桜)から話せるようになり

そこから少しずつ交友の輪を広げて、徐々に成長していくサリュの姿は微笑ましく思えました。

 

太郎は主にニコ生のネット配信を活用して、サリュのコミュ障克服に尽力します。

サリュの心境の変化は、彼女の行動を観察し、考察するという形で太郎の一人称視点の語りから、垣間見ることが出来ます。

登場人物は少なめで、テーマも極端にぶれることなく展開します。わかりやすくてイイと思います。

 

 

あと、好みを左右するのは、ギャグセンスの相性です。

・時事ネタ(号泣会見など)

・ネットスラング(おもにニコニコ動画)

・パロディ(アニメ・ゲーム)

主に上記3種のネタが比喩表現で使われています。

万人受けするような類とはちがう、尖がったネタを使うので、ハマる人は楽しめると思います。

必ず風化する時事ネタを使う潔さを私は評価します。

 

気になったところは

始終ハイテンションなストーリーなので、山場がイマイチ盛り上がらなかった部分(なんだかずっと尾根を進んで縦走している感じ)

比喩でつかわれるネタが、ちょっと浅い部分です。

単語をモジッた程度の使い方をするので、もう少し捻りを加えてほしいなと思いました。

 

ちなみに、パロディネタはアラサー世代向けです。

 

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