ドラゴンは寂しいと死んじゃいます ~レベッカたんのにいたんは人類最強の傭兵~ 1(藤原ゴンザレス)レビュー


”ドラゴンは人間なしには存在を持できない弱い生き物なのです”

●あらすじ

体調2メートル

“不死身の傭兵”として戦場で恐れられるアッシュは、実は争いを好まず、お菓子作りを愛するマイペースでピュアな17歳の男の子! 

そんな彼はケガを理由(すぐに完治)に傭兵を辞め、

スローライフを送ろうと

稼いだお金で田舎の村で土地と古いお屋敷を手に入れた。

曰く付きのお屋敷に住む幽霊をハリセンでこらしめた後、

屋敷の古井戸から、女の子の声が聞こえた。

声の主は、小さなドラゴンだった。

一方、アッシュを雇っていた帝国では

アッシュがいなくなったことにより、戦況が大きく変わってしまった。

彼を連れ戻そうと、司令官の末娘アイリーン一行がアッシュの屋敷を訪ねてきた。

さらにはアッシュのお菓子の評判を聞きつけた魔族達もやってきて・・・

殺人鬼顔と恐れられ、いくつもの戦場を駆け抜けた不死身の傭兵アッシュ――

子供ドラゴンとスローライフはじめちゃいます♪


●名(迷)言達

「わーひまわりさん!」by【レベッカ(もふもふの小さなドラゴン)】
「歴戦の騎士をデコピンで瞬殺だと・・・」by【アイザック(歴戦の騎士の相棒)】
「誰かこの状況を説明しろおおおおおおおッ!!!」【アイリーン(ツッコミ役のメインヒロイン)】


●みどころ

最強の傭兵アッシュの高い女子力と、レベッカのもふもふ

物語中盤までを盛り上げます。

中盤以降は

身長2メートルの強面がつくるお菓子庇護欲をかきたてるドラゴンの愛らしさ

に魅入られて、人や人ならざる者達が集い、

それぞれの思惑が動きはじめます。

軽いタッチでストーリーが語られながらも、

起承転結がハッキリしている部分がみどころです。


●読んでみての感想

語り手の存在がとても濃い作品でした。

登場人物が、みんな一癖も二癖もあるメンバーばかりですが(ワンシーンしか登場しないモブキャラも一人残らず濃い)

語り手もそれに負けません。

アッシュの女子力、レベッカの愛くるしさ、アイリーンのツッコミ

に並ぶほどに語り手の解説が作品の魅力を引き立てています。

想像するだけで残酷な描写をサラッと軽く済ませたり、

本当に下らないエピソードを、さも重要な、まるでのこの世の真理を如実しているかのように語る

偏った批評性

をこの作品の語り手は持っています。

小ネタもふんだんに使われてます。

万人向けの小ネタから、ギャグだと気づけないようなニッチな小ネタまで隙が無く

それらの小ネタがちょいちょいどころか、

中盤以降は間髪を入れないコンボのように連発されます。

それでも、物語はテンポ良く進んでいきます。

 

不思議だなぁっと思って読み進めていたら、改行が多いんですね。

読点(。)が付く度に殆ど改行してます。

過度な装飾をしないで、状態の変化だけを短い文章で書かれています。

行間での出来事を想像して、笑ったり、笑ったり、・・・・・・あと笑ったりしました。よく笑いました。

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