ぼくらはみんなアブノーマル(佐々山プラス)レビュー


”最悪だ、本当に最悪の世界だ”

●あらすじ

この世界はバグってやがる。日によって見た目が大人と幼女の間を行き来する、こいつもそうだ。成長期にもほどがある。
『蜂賀直哉! 私の委員会に入って一緒に“バグ持ち(アブノーマル)”を救おう!』
この袖森と名乗る先輩は、どうやら頭の方もバグっているようだ。そもそも退学の危機が迫る俺に、そんな暇は無い。うしっ!深く考えるのはやめだ。なんたって俺は、考えるとフリーズしちまう超A級の“バグ持ち(アブノーマル)”だからな。

“バグ持ち”美少女たちを救え! 問題だらけの青春ラブコメ!!


●名(迷)言達

「沈黙は肯定とみなそう。」by【袖森(ある時は幼女、ある時はお姉さん)】

「……ったく、娘がバグったくらいで狼狽えてるんじゃねえよ」by【蜂賀】

「お姉ちゃぁぁぁあああん!」by【雛】


●みどころ

”異能力無双”

みたいな感じです。

「髪の毛に触感が付与された」「生物に触れようとするとすり抜ける」といった

日々の生活に支障をきたす異能力”バグ持ち”(アブノーマル)と言われる美少女達と、

主人公(一番重度なバグ持ち)が接触し、ドタバタを繰り広げるハーレム系のラブコメです。


●読んでみての感想

「この世界は、誰かが創ったプログラムである」

この世界に存在しているもの全てが自分がプログラムの一種だと知覚することが出来ないほどの高度なオブジェクトである

これを偉い学者達が発表した、という世界設定が冒頭で語られます。

仰々しいのは冒頭だけで、その後に展開するストーリーは、ありがちはハーレム系学園ラブコメです。

プログラムを創る過程で不備があったキャラクターにはある日突然”バグ”が発現します。

主人公とヒロイン達はその”バグ持ち”です

バグにはランク付けがあって、とくに主人公は「ちょっと深く考え事をしただけで、身体がフリーズする」というA級の重度なバグを持っています。

その”バグ”というのも、この世界では4、5年ほど前に発見されたばかりの”奇病”の類いで、”バグ持ち”がかなりの割合でいるにもかかわらず

庇護する制度が確立されていません。

そこで、つまはじきにされた”バグ持ち”たちを「見た目年齢が、日替わりで幼女~成人女性に変わる」バグを持ったメインヒロインと、半ば脅迫されてそれに付き合わせれる主人公が、自分たちの力で生活を支援しようと奔走するのが、この物語の主軸です。

 

基本的にはドタバタととても軽いノリで展開するので、あまり深く考え込むことなく読み進められます。

が、好みはハッキリ分かれると思います。

全くおくびにもださないのですが、扱っているテーマが倫理的にヘビィです。

バトルものでバタバタと人が○ぬような非現実的な作品とは毛色の違う、妙に生々しい非現実的な作品だと感じました。

予防線として「確証はないが、プログラムで創られた世界」という設定が掲げられていますが、それを許容できるか否かでスキキライがハッキリ分かれると思います。

 

 

 

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