マメシバ頼りの魔獣使役者ライフ 俺の相棒が異世界最強になりまして(鳥村 居子)レビュー


●あらすじ

君の裸は確かに見てしまったが、俺も異世界に来たばかりで混乱していた。それに、あれは不可抗力であって、それにシバジロウ(マメシバ)と君(王女)の裸だったら、俺はシバロウの方を見るのが好きだ

交通事故で死んだはずの是国隆(これくにりゅう)、気がついたら少女と風呂に入っていた。
案の定異世界に飛ばされて、案の定のラッキースケベ。 ここで自分にチート能力が付加されているまでがデフォルトかと思いきや、そうは問屋が卸さない。隆は凡人のままだ。
うろたえる全裸の少女(王女)の傍らには愛犬シバジロウの姿があった。うれしさの反面、鮮明な死の記憶をもつ隆は複雑な心持ちになる。
そこへ王女暗殺を企む刺客が放った魔獣ガルーダが、隆と王女を襲撃する。
しかし巨大な怪鳥はあっけなく撃退されてしまった。ご褒美をねだるシバジロウの力によって・・・

モフモフ度MAX! 最強の魔獣となったマメシバとおくる異世界学園ライフ、開幕!


●名(迷)言達

「見てくれ! どうだ、このわかってやってる、あざとさを!」by【隆】

「愛くるしい瞳だ。巨大な魔力を秘めているとはとても思えない純粋さだ」by【国王】

「一番目に嘴、二番目に鶏冠だが、全部モフモフと整っている。見た目からして誇り高いじゃないか-」by【シェザ(隆のライバル?)】


●みどころ

ヒロインすら霞んでしまうシバジロウの可愛さですね。モフモフですね。
魔獣と人間が共存している異世界で王女を助けた主人公が、専任騎士に任命され魔獣について学ぶ学校に一緒に通うことになります。
学園にいる先生や生徒は魔獣に対する価値観がそれぞれ違っていて(家柄や境遇に起因する)、その価値観を異世界から来たなんの予備知識もない主人公を通して描かれる部分も面白いです。
でも、モフモフを堪能できるのが一番ですね。


●読んでみての感想

冒頭の王女入浴シーンを除いて、本作品におけるサービスショットは全てシバジロウです。
いや、まぁ。全てはないんですけど、ほぼ全てです。

シバジロウが登場しているシーンでは、どんなに真剣な会話をしていようとも、「我、関せず」と無邪気に遊び、なでなでを要求してくるシバジロウの様子が事細かに描かれています。 それが場面に臨場感を与えるから不思議。

主人公、隆のシバジロウ愛がこの物語の主軸。勿論、シバジロウも隆が大好きです。一人と一匹は苦しむんです、大好きだから。
苦しむ原因となるのは立場の逆転です。
隆がいた世界では、隆がシバジロウを守っていた。
異世界に飛ばされてから、シバジロウが隆を守るようになった。
ここで隆は守られる側の痛みを知ります。
どちらかを守るために、どちらかが傷ついてはいけない。
主人公の成長も垣間見ることができてよかったです。続編が出るなら読みたいですね。モフモフ描写のリアリティに感服しました。
ちょっと気になった所は、物語の黒幕の行動がわかりやすすぎる所ですね。言動や行動の節々に”黒幕感”が出てるのですぐわかってしまいました。
それでもシバジロウが可愛かったので黒幕感がうまい具合にかき消された(忘れ去った)感じです。楽しめました。

私個人としては、シェザ君が好きです。
最初はものすごいイヤミなキャラクターとして登場しますが、彼が強くなろうとする動機を知って、とても応援したくなりました。
続編がでるなら、シェザ君活躍させて欲しいです。
シェザ君は、まだまだ強くなれます!!

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