2002年著作リスト

東野圭吾:ゲームの名は誘拐¥1,680

前代未聞の誘拐小説! 事件は犯人の側からのみ描かれる。果たして警察は動いているのか? 驚愕必至、充実の最新作!!

動機

横山秀夫:動機¥570

署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。男たちの矜持がぶつかりあう表題作(第53回日本推理作家協会賞受賞作)ほか、女子高生殺しの前科を持つ男が、匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」。公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」など珠玉の四篇を収録。

折原一:誘拐者¥820

「私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した...やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。

綾辻行人:どんどん橋、落ちた¥620

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した"どんどん橋"の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問"犯人当て"作品集。

半落ち

横山秀夫:半落ち¥1,785

「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。

最悪

奥田英朗:最悪¥920

不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった三人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。比類なき犯罪小説、待望の文庫化。

宮部みゆき:クロスファイア(下)¥620

"あたしは装填された銃だ。持てる力を行使し、無軌道に殺人を続ける若者たちを処刑する"青木淳子の「戦闘」は続く。さらに、謎の組織"ガーディアン"が、淳子との接触を図り...。連続焼殺事件の背後に"念力放火能力者"の存在を感じた石津ちか子・牧原両刑事は、過去の事件関係者を洗い、ついに淳子の存在に気付くのだった。正義とは何か!?衝撃の結末。
宮部みゆき:クロスファイア(上)¥620

四人の若者が廃工場に瀕死の男を運び込んできた。その男を"始末"するために。目撃した青木淳子は、力―念力放火能力を放ち、三人の若者を炎上させる。しかし、残る一人の若者は逃走。淳子は、息絶えた男に誓う。「必ず、仇はとってあげるからね」一方、現場を訪れた石津ちか子刑事は、不可解な焼殺の手口から、ある事件を思い出していた!話題の超傑作、ついに登場。
折原一:異人たちの館¥920

富士の樹海で失踪した息子・小松原淳の伝記を書いて欲しい。売れない作家島崎に舞いこんだゴーストの仕事―。女依頼人の広大な館で、資料の山と格闘するうちに島崎の周囲で不穏な出来事が起こり始める。この一家には、まだまだ秘密がありそうだ。五つの文体で書き分けられた折原叙述ミステリーの最高峰。

米澤穂信:愚者のエンドロール¥560

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。
古典部シリーズ第2弾。

福井晴敏:亡国のイージス 下¥730

「現在、本艦の全ミサイルの照準は東京首都圏内に設定されている。その弾頭は通常に非ず」ついに始まった戦後日本最大の悪夢。戦争を忘れた国家がなす術もなく立ちつくす時、運命の男たちが立ち上がる。自らの誇りと信念を守るために―。すべての日本人に覚醒を促す魂の航路、圧倒的クライマックスへ。

福井晴敏:亡国のイージス 上¥730

在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。最新のシステム護衛艦“いそかぜ”は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った“楯”が、日本にもたらす恐怖とは。日本推理作家協会賞を含む三賞を受賞した長編海洋冒険小説の傑作。

折原一:樹海伝説¥400

湖畔の樹海に、新たな伝説が生まれようとしていた。奥深いその森に棲む一家の主が、家族を斧で惨殺し失踪。数年後、事件を究明するため、若者が一人で森に分け入り遭難。そして今、若者が遺した克明な手記『遭難記―魔の森の調査報告書』を片手に、男女二人の大学生が樹海に足を踏み入れ、さらに...。過去と現在が恐怖に共鳴し錯綜する、驚愕のミステリー。

真保裕一:ボーダーライン¥840

ロサンゼルスの日系企業で働く探偵のサム永岡は、一人の若者を探すように命じられた。国境に近い町で見つけた彼は、天使のような笑顔を見せながらいきなり発砲してきた―。人としての境界を越えた者と、そんな息子の罪を贖おうとする父親。ふたりにかかわった永岡もまた、内なるボーダーラインを見つめる...。重層的なテーマが響く傑作長篇。

大沢在昌:新宿鮫VI  氷舞¥760

西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺された。事件の鍵を握る平出組の前岡に迫る鮫島。しかし、なぜか公安警察が立ちはだかった。その背後には元公安秘密刑事・立花の影が。捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い、惹かれていく...。江見里と事件の関わりが浮上するなか、鮫島は"核心"に挑む。興奮と感動の傑作シリーズ第6弾。

白夜行

東野圭吾:白夜行¥1,050

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は...。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。

石田衣良:少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉¥610

自分が誰なのか確認するために、まわりのすべてを数え続ける少年・ヒロキ。その笑顔は十歳にして一切の他者を拒絶していた!マコトは複雑に絡んだ誘拐事件に巻きこまれていくが...。池袋の街を疾走する若く、鋭く、危険な青春。爽快なリズム感あふれる新世代ストリートミステリー、絶好調第2弾。

奥田英朗:イン・ザ・プール¥1,300

トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症...ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。

雫井脩介:栄光一途¥720

オリンピックを目前に控えた日本柔道強化チームのコーチ望月篠子は、柔道界の重鎮から極秘の任務を言い渡された。「代表候補の中から、ドーピングをしている選手を突き止めよ」重圧に堪えながら真実を追う篠子は、スポーツ界を蝕む病に直面する。爽快な語り口と絶妙なテンポで繰り広げられる、シリーズ第一弾。鮮烈なるデビュー作。

乙一:暗いところで待ち合わせ¥520

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家へ逃げ込み、居間の隅にうずくまる。他人の気配に怯えるミチルは、身を守るため、知らない振りをしようと決める。奇妙な同棲生活が始まった―。書き下ろし小説。

宮部みゆき:あかんべえ¥1,890

ここに亡者がいるんです。見えないかもしれないけれど確かにいるんです。怖くて、面白くて、可愛くて...涙が込み上げてしまう感動のクライマックス!最高の時代サスペンス・ファンタジー。
東野圭吾:私が彼を殺した¥730

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

東野圭吾:探偵ガリレオ¥570

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年...警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。