1996年著作リスト

東野圭吾:しのぶセンセにサヨナラ―浪花少年探偵団・独立編¥620

竹内しのぶ、25歳、独身。大阪大路小学校の教諭だが兵庫の大学へ内地留学中。あれから三年、浪花のヘプバーンこと、しのぶセンセがさらにパワーアップして帰ってきた。もう誰にも止められない!?抱腹絶倒、でもチョッピリ切ない物語。いま人気急上昇中の俊英が贈る超人気連作ミステリー、待望の文庫化。

真保裕一:震源¥920

地震で津波が発生し、警報が遅れる事故が起こった。地震火山研究官の江坂は、ミスをした森本を鹿児島に訪ねるが、彼はすでに退職し姿を消していた。同じ頃、森本と同窓の大学教授も、地震の観測データを持ったまま、行方不明に。そこには国家的陰謀が渦巻いていた!新進気鋭の作家が放つ、長編サスペンス。

東野圭吾:名探偵の呪縛¥600

図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の正体は?そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。

乃南アサ:風紋〈下〉¥800

「この小説を書いている間にも、世間では実に様々な事件が起きた。そして、その都度、容疑者については様々な記事が出た。被害者は、遺族は、常に置いてけぼりを食らうのである。運命を狂わされ、心に癒し様のない傷を負った人たちを救う手だては、現在のところ皆無と言って良いと思う」-乃南アサ

乃南アサ:風紋〈上〉¥900

「犯罪被害者に限定して言えば、事件の加害者となった人間以外はすべて、被害者になってしまうのではないかと、私はそんなふうに考えている。そして、その爆風とも言える影響が、果たしてどこまで広がるものか、どのように人の人生を狂わすものかを考えたかった」-乃南アサ

乃南アサ:幸福な朝食¥500

なぜ忘れていたのだろう。あの夏から、私は妊娠しているのだ。そう、何年も、何年も......。直木賞作家、衝撃のデビュー作。

宮部みゆき:かまいたち¥540

江戸中期を舞台とした中短編集。歴史文学賞入賞の表題作をはじめ時代ミステリーの秀作4篇を収録。。うち後半2作は「震える岩」などで後に「霊験お初」シリーズとなるシリーズ処女作。
折原一:水の殺人者¥632

次はお前だ!恐怖の「殺人リスト」にまた一人の名が記された―会社のコピー室に置き忘れられた一通の書類から始まった連続殺人事件。次々にリストに加えられる名前、しかもその通りに殺人が起こる。密かにせせら笑っている真犯人とは?折原トリックの魔術が最後の最後まで読者を欺き続ける傑作サスペンス。

同級生

東野圭吾:同級生¥700

同級生の宮前由紀子は俺の子を身ごもったまま、そして俺の愛が本物だったと信じたまま事故死した。俺にできる償いは本気の関係だったと皆に告白することと事故の真相を暴くことだけだった。やがてある女教師が関わっていたことを突き止めるが、彼女の絞殺体が発見されるや、一転俺は容疑者にされてしまう。

大沢在昌:女王陛下のアルバイト探偵¥620

不良中年私立探偵の親父のもとに内閣調査室副室長が持ち込んできた依頼は17歳の王女様の護衛だった。東南アジアの島国ライールの王位を巡る陰謀で命を狙われている王女が来日したのだ。王女を守るアルバイト探偵(アイ)・隆(リュウ)にショットガンが向けられた。けなげに王女をガードする隆クンのピンチ。シリーズ初長篇。

宮部みゆき:ステップファザー・ステップ¥650

中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。
巨額の遺産を相続した若い独身女性の家に侵入してみると、なぜかどの部屋のなかも鏡だらけ。意外な結末が待ち受ける「ステップファザー・ステップ」など、すばらしい着想と軽妙なユーモアに彩られた傑作7編。

折原一:覆面作家¥612

顔に白頭巾をかぶってひたすらワープロを打ち続ける男。行方不明だった推理作家・西田操は七年ぶりに帰還して、長編『覆面作家』の執筆にとりかかった。それが、増悪と殺意の渦巻く事件の発端だった。劇中の小説と現実が激しく交錯し、読者を夢魔の世界に誘いこむ、傑作ホラー。真相は覆面作家だけが知っている。

山口雅也:生ける屍の死¥1,260

ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った。この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか。自らも死者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるか。

大沢在昌:アルバイト探偵 調毒師を捜せ¥540

美女には眼のない親父・涼介のもとにモンローばりの金髪グラマーが訪れる。必殺の調毒師を捜す仕事だった。依頼をひきうけさせるため毒を盛られた親父に残されたのは48時間。アルバイト探偵・隆は解毒剤を持つ調毒師の行方を追う。不良中年私立探偵とけなげな高校生の父子が立ちむかう難事件のかずかず。

東野圭吾:ある閉ざされた雪の山荘で¥560

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!